え?教育問題で警察かい?と思うかもしれないけど、以下を読んでくれっちゃ。
いじめ問題のポイントは3つある。
1 学校でのリアルいじめの分析と対処
2 学校裏サイト問題と対策
3 親の心得
これらの中から最強のエッセンスがすべて書かれていて一度に手に入るサイトはないか、と探してみた。
1 学校でのリアルいじめの分析と対処
については、たとえば「
いじめと戦おう!」というサイトによく書かれている。ただこの手のサイトの常として、決定的な方法がでていない。たとえば「いじめと戦おう!」では、いじめの構造についての分析は詳しいけど、対策は「周囲に笑われないようにしよう」といった抽象的なものになっている。
なんでこうなるかというと、子供の側の心得を説いているから。サトチューの持論では、いじめは子供だけでは解決できない。下手に解決しようとしたら、命に関わるような事件を招く。
だから対策ってのは親がどうするかっていうの以外にないんだ。
じゃあ親が何したらいいのか、というとこれがまた出てこない。ところが上の神奈川県警のページからリンクされている
「
STOP! THE 少年非行 非行防止のポイント」
が凄い。これは非行を防ぐための方法だけれども、同時にいじめ問題を起こさないようにする究極の方法でもあるんだ。いじめっ子の親にもいじめられっ子の親にも役に立つ方法が書いてある。
たとえば「子供だけで食事をさせない」とか「親が生返事をしない」、「早いうちに悪いことは悪いとしつける」といった、当たり前だけど具体的な目的をしっかり示してある。
いじめ問題というのは青少年の心理と独特の社会関係に基づいているから、実は非行問題としてとらえた方が論点がわかりやすい。
書店に行っていじめ問題の本を読んでみてもどこか不満だった人は多いと思う。それは非行や犯罪ととらえる意識が希薄で生ぬるいからだったんだ。
2 学校裏サイト問題と対策
これはフィルタリングすればいいじゃんって思うかもしれないけど、問題はフィルタリングが面倒だからってケータイをほったらかしにする親が多いことなんだ。要するに自分の子が被害に遭うまで危険性がわかってないってことね。
でも上の神奈川県警のページからやはりリンクされている
「
知っていますか?携帯電話のもたらす危険性!!」
にはその危険性がしっかり説明されている。勝手に転載しちゃうけど
見てよこのどぎつさ!1ページ全体がこんな感じ。でもそのくらい重大な問題なんだ。
もちろん学校裏サイトについても書かれ、そして何よりこのページにはプロフから学校裏サイトまでケータイに関する防犯対策がすべて示されている。さらに
サイバー犯罪対策センターのこのページにはフィルタリングについてのリンクや解説も充実。
つまりね、いじめ問題は「いじめ」ととらえている限り解決しないってことなんだ。むしろ典型的な犯罪であるというふうに見なければならない。
ここまででわかってもらえたと思うけど、この神奈川県警のページは上の三大論点のうちの最も重要な
3 親の心得
をフォローしている。いじめの究極の原因は親のしつけだから、親が何をすべきかしっかり書いてあるのは心強い。
その点でぶっちぎりの優良サイトと言えると思う。